旅行と聞くと遠出をイメージしてしまいますが、実は電車にのっているだけでも脳は旅行している気持ちになります。
働き盛りの人は、夏になってどこかに行きたくなっても、忙しくてなかなか出かけるチャンスがないという方も多いのではないでしょうか。
仕事に忙しいとき、日中に電車で移動することがあれば、すぐ寝るのではなく、少しだけでも窓の外を見るようにしてみませんか。
1.いつもの東京を観光で楽しむ方法
とはいえ、地下鉄での移動は、どこを走っているのかわからないかもしれませんね。電車を降りた後に、駅から外にでたら、”移動したなぁ”と頭で思うようにしたり、駅を出たら周りの景色にも目を向けてみてはいかがでしょう。
例えば、丸ノ内線の楽しいポイントは
東京メトロでは、丸ノ内線に乗っていると、神田川のところでひょっこりと窓の外の景色を楽しむことができます。東西線では、江東区から江戸川区のあたりから、窓の外に大きな川が見えます。
例えば、西武新宿線の楽しいポイントは
また、季節によって、見える景色が変わるのも楽しいですね。春の西武新宿線・武蔵関駅近くでは、桜並木が車窓にせまるような感じがします。
平日でもできる、リラックス&気分転換
こんな風に、電車移動をうまく活用しながら、平日でも気分転換とリラックスをしてみましょう。
バスも面白い出会いがたくさんできる
また、都内であればふと来たバスに乗ってみるのも、楽しい旅です。元気の秘訣は、ふらっとバスに乗ることだという人もいます。
都バスであればどこまで行っても210円で住みますし、地域のワンコインバスなどでぐるっと一周してみると、有名な会社だけどどこにあるか知らなかったとか、おもしろそうな雑貨屋の軒先とか、公園、近道になる駅までの道など、発見ができます。
渋谷の100円バスはいかが?
渋谷ハチ公バスの夕やけこやけルートで、一周し、“文化総合センター大和田”のバス停で降りるとプラネタリウムがあり、楽しむことができます。台東区めぐりんの東西めぐりん(コース)は、上野駅や浅草駅など、主要なところをぐるっと一周します。
2.外出が不安なときのヒント
日本人で、旅行が嫌いな方は少ないようです。
外出には準備が必要
ただ、外出するには、いろいろな準備やおしゃれ、細かな情報収集などの面倒事が多くて、外にでなくなってしまう方もいらっしゃいます。
困りごと・悩み事が多いと、お出かけが楽しくないかも
トイレなどの日常生活での困りごとや、旅行先の男湯・女湯などのお風呂の課題、禁止されている食べ物など、いろいろな条件をクリアしないとなかなか旅に出かけたい気分にはなりませんね。
だれだって清潔が好きですもの
公共機関のトイレは、車いすでも利用できるところが多いので、お互いが負担に感じない時間帯を狙って、短時間でも外出の計画をしてみませんか。この時期は、電車やバスに乗るまでの移動が暑いので、熱射病や熱中症にも気をつけましょう。駅では、自分ひとりで頑張りすぎないことが大切ですね。
3.だんだん外出の理由が単純になる
60歳以上の人の半数が、”外出するとき、日常生活の上で不自由を感じる”と答えています(1)。また高齢期になるほど、外出の頻度が低くなってしまっています(1)。年齢を重ねると、一番多い外出先は、“日常的な買い物”で、次に”病院”ではないでしょうか。
日常的な買い物は徒歩、20年後に買い物難民にならないよう注意!
日常的な買い物や病院は、多くの人が”徒歩”が多いと思います。スポーツや運動、習い事などのために外出できる人は、限られてくるのかもしれません。
ちょっとの時間でできる気分転換でよいので五感を使うようにしましょう
十分な準備ができないときは、近所を回るということで、新しい発見があるかもしれませんよ。何も見つけられなくても、外の風が涼しくなったとか、木の緑や水辺の鳥をみたり、花の匂いや植物や動物の手触りをつかって、五感で感じと、旅気分を味わうことができ、よい気分転換になると思います。
4.まとめ・ひとことコラム
近場の旅気分は、忙しい毎日だからこそできる経験なのかもしれませんね。
最近は、東京の知らないところを観光できたり、体験ツアーにも人気が集まっているようですね。
わたしは、神田川を周遊する船の旅をしたいと思っています。ボンボヤージュ!(=”よい旅を!”フランス語)
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- 参考文献
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(1)内閣府:高齢者の日常生活に関する意識調査、2009.