魚の調理が簡単にできないので、魚を食べる機会を逃しがちです。魚のオイルは、酸化しやすいので、旬のものを新鮮なうちに食べたいなぁ、という悩みに共感していただける方も多いのではないかと思っています。何かいいものはないかと探していたのですが、月刊経理ウーマン6月号に掲載されてた、魚ッ平(さかなっぺ)という商品をみつけました。
アジなどの魚の三枚下ろしが、誰でも簡単にできるようです。
- 目次
1.日本人と魚の関係
2.魚の油、EPAとDHAの効果
3.魚の食卓と認知症との関係
4.魚の下し方、魚ッ平(さかなっぺ)編
5.まとめ・ひとことコラム
1.日本人と魚の関係
魚が多い食卓の人は、認知症になる割合が60%も減少することがわかりました(1)。日本人は、昔から魚をたくさん食べる食文化でしたが、今は肉を食べるヒトも多くなってしまいましたね。
日本人の食文化が変わった
魚を食べる文化から肉を食べるように変わったのは、現代人は時間がなくなったこと、海外から安くてもおいしい肉が入ってきたことで肉を食べ慣れてきたこと、など、いろいろな原因がありそうです。
現代人は忙しいから、時間のかかる食材を好まない
その中でも、わたしは現代人の時間のなさ・時間的余裕がないことが魚ばなれをおこしているのではないか、と思うのです。
魚の下処理は技術がいるし、時間もかかる
魚は下処理に時間がかかるだけでなく、難しい技術が必要です。さんまを買ってきて、塩をふってそのまま焼いて食べる場合でさえ、片付けなども時間がかかってしまいますね。
ゴミも出す日が決まっているので、魚をメニューに組み込みにくい
魚の食べ残しなどニオイの出やすいゴミは、小さいビニール袋に入れて野菜室とか、冷凍庫などに入れておいて、生ごみの日に出すという方法もありますが、曜日を決めて食べている家庭も多いのではないでしょうか。ちなみに、我が家もそうしています。
2.魚の油、EPAとDHAの効果
魚の油成分には、EPAやDHAがあります。魚油のEPAは血栓の予防、DHAが脳の機能をよくするといわれています。
アッ!今日は新鮮なアジと思っても・・・
わたしは、せっかく”新鮮なアジ”がスーパーに売られていても、アジをうまくおろす自信がないので、ついつい刺身を選んでしまいます。
魚食の代表、刺身を食べる
刺身からEPAやDHAを摂ることはもちろんできます。油の多い、トロなどを食べるとEPAやDHAを体に十分な量を摂ることができます。
旬を味わう=生活の質が上がる
旬の決まっているお魚を味わうことは、わたしたちの生活の質を上げてくれることになりますので、ちょっとだけトライしてみてはいかがでしょうか。
3.魚の食卓と認知症との関係
あなたの食卓は、肉が中心ですか、それとも魚が中心ですか、いや肉も魚も両方食べていますか、野菜などを中心に肉も魚も食べませんでしょうか。
アルツハイマー病にならない人は魚中心で食べていた!
ちなみに日本で、アルツハイマー病にならなかった人は、魚中心の食事だったことがわかっています(2)。日本のように海外からの文化の影響を受けやすい地域では、日本独自に調査された研究はとても貴重な情報です。
遺伝子情報による影響と環境による影響が複雑に絡み合う
いろいろな国の研究がありますが、遺伝的な違いが多くありますし、親から子へと受け継がれる伝統文化など、育ってきた環境が違うと、せっかくの研究の中にある情報をうまく活用することができません。日本独自の研究の成果は、信用していいと思います。
4.魚の下し方、魚ッ平(さかなっぺ)編
魚ッ平(さかなっぺ)の特徴ですが、魚の身だけをすくい取り、内蔵をださないので水を使わず魚がおろせます。
ケガが少ない調理器具はやっぱり便利
ギザ刃は鋭利な刃物ではないのでケガの心配も少ないため、時短・スピードキッチンアイテムとして活躍できそうです。
1.グイッと皮をはがす
2.尾近くの骨をポイっととる
3.見の部分を骨に沿って、エイッとそぐ
4.中骨が気になったら、はさみ部分でサッと抜く
イメージトレーニングすると、こんな感じでしょうか。
5.まとめ・ひとことコラム
こういう商品とともに、買いたくなるのはやっぱり旬の魚でしょう。
旬の魚介を手に入れたら、さっそく試してみたいですよね。
コチラから旬の魚が買えます→旬の魚をお取り寄せ【ぐるなび食市場】
- 参考文献
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(1)kivipelto et al., Arch.Neurol., 2005.
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(2)植木, Dementia Japan 1999.