赤ワイン

認知症予防の赤ワイン


認知症の予防に、赤ワインがよいという情報があります。

赤ワインに含まれるポリフェノールが、認知症の予防に一役かっているようです。

ポリフェノールといえば、“目にいい”こととすぐに、頭にうかぶと思うのですが、実は“虫歯予防”にもなります。しかも、そこに“認知症予防”まで、できるのなら、すばらしい食品だと思います。

1.脳に悪いくっつき

試験管の中にβ(ベータ)アミロイド物質を入れておくと、重合といって、βアミロイド物質同士がくっつきます。実は、単体のβアミロイド物質が悪いのではなく、βアミロイド物質がくっついた状態が、認知症など脳へ悪い影響を及ぼすことがわかっています。

2.ポリフェノールと認知症

このくっついた状態こそが、脳の中で認知症を引き起こすと考えられているのですが、そこにポリフェノールを加えると脱重合といって、くっついたβアミロイドをバラバラに分解することがあるのです()。

お酒はホドホドに、と指導されているなら

赤ワインには、このポリフェノールがたくさん含まれています。そうは言っても、アルコールは禁止されているという方も多いのではないでしょうか。

パーティや食事会ならどうどうと飲める!

赤ワインのボトルを開けて飲むためには、何かの口実も必要かもしれませんね。

海外でも、友達を招いたパーティだとか、だれかのお祝いだとか、赤ワインを開ける口実を作って、仲間と味わうことを楽しみにしている方が大勢います。

3.地中海と認知症

家族を説得するためには、“地中海式”と呼ばれる食事法が認知症を予防する可能性を理由にすれば、赤ワインを飲むことができますね。

“地中海式”とよばれる食べ方は、認知症予防に効果があるということで、アメリカのサンタバーバラにある認知症の研究所のプログラムとして採用されています。

“地中海”から遠く離れた、アジアの日本から、よく知らないけど、地中海のロマンを想像して、なんだかワクワクしますね、ネーミング・センスがいいなぁと思います。

4.地中海式の食事

気になる“地中海式”について、もう少し詳しくお話しいたします。

魅惑の地中海式、食事療法

穀類をたくさん食べ、果物・野菜・豆、チーズやヨーグルトを毎日食べ、そこにオリーブオイルも毎日使う方法です()。週に数回は、魚、トリ肉、卵、お菓子類を食べて、月に数回は豚肉や牛肉を食べます。赤ワインはグラスで1から2杯程度は毎日飲むことができますが、水も飲みましょう。また食べ方だけでなく、日常的に体を動かす習慣を加えたものが“地中海式”の食事法です。

5.まとめ・ひとことコラム

日本にも、農林水産省と厚生労働省がつくった食事バランスガイドというものがあって()、食べ物をバランスよく食べましょうというメッセージです。
食事バランスガイド

お酒はある程度ストレスを解消します

アルコールを控えましょうというスローガンをよく見かけるのですが、認知症予防のため、というちょうどよい言い訳(失礼)をしながら、赤ワインを飲むことができれば、がまんも少なくなり、ストレス解消にも一役かうことになりそうですね。

もらってうれしい赤ワイン

また、赤ワインはギフトとしても喜ばれます。 還暦のお祝いに — 赤いちゃんちゃんこの代わりに名前入りの「赤ワイン」を贈ろう !というサプライズのための商品をみつけましたので、ご紹介いたします。

※念のため申し上げますが、未成年者の飲酒は法律で禁止されています。本商品はお酒(アルコール)ですので未成年者飲酒禁止法に基づき、未成年者へのお酒の販売または未成年者への贈答ができません。



    参考文献

  • (1)東京都精神医学総合研究所.

  • (2)Masuda et al., Biochem.,2006.

  • (3)Scarmeas et al., Arch Neurol., 2006.

  • (4)農林水産省HP.

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